こんばんは。タイ人と日本人の性格の違いや、仕事に対する向き合い方って結構違いがあります。
今回はその辺をまとめていきたいと思います。
こんな方におすすめ
- タイ人の性格が知りたい人
- タイ人と仕事で付き合いがある人
- 日本人とタイ人の違いについて知りたい人
僕はタイに移住して7年目になり、現在はタイ人と一緒に仕事をしています。
日頃タイ人と仕事をしていると、価値観や考え方の違いを感じる場面がところどころあります。
お互いに理解し合って、円滑に仕事を進めていくためにどうしたら良いのか考えてみました。
コミュニケーションについて
お互いに共通の目的に向かって仕事をする上で、欠かせないのがコミュニケーションだと思います。
一般的に日本人はハイコンテクスト文化、タイ人はローコンテクスト文化であると言われています。
ハイコンテクスト文化とはどういう意味なのか考えてみます。
ハイコンテクスト文化とは?
文化人類学者のE・H・ホールの理論における文化の区分の一つで、コミュニケーションに際して共有されている体験や感覚、価値観などが多く、「以心伝心」で意思伝達が行われる傾向が強い文化のこと。一般的に、日本の文化は「空気を読む」ことや「状況を察する」ことが重視されることから、ハイコンテクスト文化であるといわれる。ハイコンテクスト文化に対して、言語による意思伝達に対する依存の強い文化をローコンテクスト文化と言う。
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ざっくりまとめるとこんな感じです。
・日本人・・・曖昧な表現を好む 聞き手のスキルが必要
「みなまで言わすな」「察してくれ」「それくらい自分で考えてほしい」「空気を読め」
・タイ人・・・言われたことしか出来ない 話し手のスキルが必要
「具体的に指示してほしい」「今何をすれば良いの?」
「(いちいち聞きに行くのが面倒だから)ちゃんと説明してほしい」
僕も典型的なハイコンテクスト文化の人です^^;
ハイコンテクストなコミュニケーションが成り立つのは、育ってきた環境や価値観・考え方が、ある程度同じであるというのが前提になります。
一方、ローコンテクストなコミュニケーションは、価値観や考え方は人それぞれ違うっていうのが大前提であると言えます。
調べるとどうやら、ハイコンテクストは日本のような単一民族で農耕民族で移動が少ない環境に多いらしく、ローコンテクストは多民族・移民国家に多いらしいです。
ローコンテクストの最たる国はアメリカと言われています。ちなみに最もハイコンテクストな国は日本です。
日本人とタイ人の違いを考えてみる
今まで仕事やプライベートでうまくいかないと感じていたのは、実はハイコンテクストとローコンテクストの違いなのかもしれないと思いました。
実は僕も、「そのくらい自分で考えて」とか「そこまで指示しなくちゃダメ?」とか日頃の言動でメチャメチャ思い当たるふしがあります。
自分で考えさせるのが相手のタメになると、勝手に思い込んでた部分は確かにありました。
東アジアや東南アジアは比較的ハイコンテクスト に近い傾向があると言われていますが、タイは多くの外国人が訪れることもありローコンテクストに近い考え方になっているのかもしれませんね。
タイ人はリーダーの意見に従う
タイ人は階層を重視します。ですので基本的にリーダーの言うことに従います。
日本人はどうでしょうか?
タイ人はトップダウンの指示で動くのに対し、日本人は合意を求めたがる傾向があります。
タイ人からすると調整や根回しを重視する日本式の考え方は、決断スピードが遅いと言うイメージがあるらしいです。
日本人がタイ人に指示を出す場合は、タイ人リーダーと同様に明確に指示を出す必要があると思います。
でも、タイ人同士だと素直に言う事聞いてますけど、日本人がたまに指示出すと“あーじゃねこーじゃね”って言い訳が始まるんですけどね・・・。
良い意味で仲が良いと言うのか、悪く言うとナメられてますね..orz
タイ人は結果が良ければそれで良い
タイ人は結果が良ければ、途中のプロセスはあまり重視しません。
逆に日本人は結果とプロセスの両方を重視します。
僕も結果が良ければ良いと思いますが、惜しいなと思うのは検証が足りてなくて、たまたまなのか信頼できる結果なのかがよく分からない場合が多いことですね。
その辺はうまく誘導してあげると良いと思います^^
タイ人はワークライフバランスを重視する
タイ人は仕事もプライベートも同じように大切にします。
どちらかというとプライベートの方を優先するような傾向があります。
日本人は仕事を優先する傾向が強いと思います。
タイ人はサービス残業なんてしませんので、その辺は理解しておくと良いと思います。
僕も出来ればサービス残業なんてしたくありませんがね^^;
評価や査定の仕方について
タイ人は評価に私情がはさむことがよくあります。仲良し査定ってやつですね。
まあこれに関しては日本人も似たような人がいますので同じですね。
報連相について
日本人は部下の報告を待つ傾向にあるらしいです。
逆にタイ人は聞かれるまで言わない人もいますので、その辺は人によって柔軟に対応していきましょう。
重要
コミュニケーションは、伝える人のスキルが1番重要
コミュニケーション
- いつ伝えるか?
- どこで伝えるか?
- 何を伝えるか?
- 誰に伝えるか?
- どのように伝えるか?
- 誰が伝えるか?
1~5が全て同じ条件だった場合、6の伝える人のスキルが1番重要になると言われています。
まとめ
いかがでしたか?
全部が全部あてはまらないとは思いますが、タイ人の考え方について何かしらの参考になれば幸いです。
タイ人と日本人、育ってきた環境・文化・価値観や考え方などは絶対に違います。
ですので、僕たちは言葉にしてきちんと伝えることで誤解をなくす必要があると思っています。
具体的に何をどのようにしてほしいのか?結果は何を期待しているのか?
ぜひ言葉にしてあげてください。
今回は仕事をテーマにしていますが、プライベートでも参考に出来る考え方なので、タイ人に興味のある方は覚えておいて損はないかと思います。
ではまた。